それでは今回からいろんなオブジェクトについて調べていこうと思います。(´∀`*)
まずは、参考として様々なオブジェクトについてまとめられているPythonドキュメントを見てみましょう。
…….。
多すぎてわからない。(´Д`;)
というのもこれはクラスの階層(基底クラスとか派生クラスとか)も含めて明確にまとめてあるからですね。
なので基本的に使うオブジェクトを以下にまとめなおしました。
中でもよく見るやつや、どの本にも書いてあるようなものは強調して示しました(つまり重要!!)。
- None
- NotImplemented
- Ellipsis
- int
- bool
- float
- complex
- string
- tuple
- bytes
- list
- bytearray
- set
- frozenset
- dictionary
関数以下の分類は複雑で今の私にはまだよくわからないので省略します。ごめんなさい。(´;ω;`)
さて、重要なものをいくつか示しました。
ここでint、bool、float、stringは直接はその名前を出さないことが多いかもしれません。
代わりに整数、TrueとFalse、浮動小数点数、文字列、という言葉で紹介されているところが多いと思います。
まあ、言っていることは同じです。
赤字で示したものはこれから少しずつ説明していきます。
それ以外のものはどこかで触れたタイミングで説明できたらなと思います。
今回はboolについて軽くやっていきましょう。
boolはTrueとFalse2種類の値どちらかしか示せないオブジェクト(型)になります。
では、この2つの値はどんなことを表しているのでしょうか。
正負? Positive or Negative? プラスとマイナス? 好き嫌い?
はい、見事にすべて不正解です。
正解は1 or 0、プラス・マイナス or ゼロ、好き・嫌い or 無関心ですね。(*´▽`*)
両者の違いは”プラスの方向とマイナスの方向どちらに進むか“と”そもそも進むのか、進まないのか“というところにあります。
正負、Positive & Negative、プラス・マイナス、好き嫌い、はいずれも1本の数直線上で右に進むか、左に進むかの違いです。
しかし、1 or 0、プラス・マイナス or ゼロ、好き・嫌い or 無関心、はいずれも1本の数直線上において、大きさ・方向に関係なく進むか、全く進まないかの違いになっています。
微妙ではありますが、重要な違いなので正しく理解しておきましょう。
boolオブジェクトの直接の指定は以下のように行います。
bool_test.py
#!/usr/bin/env python
#cording:UTF-8a = True
b = False
print("type(a) =", type(a))
print("type(b) =", type(b))
とすると、
console
type(a) = <class 'bool'>
type(b) = <class 'bool'>
と出力されました。
TrueとFalseのどちらもbool型であることが示されていますね。
前回、isや==のところで少し出ましたが、比較演算子を使った式の結果でもboolが使われています。
bool_comparison.py
#!/usr/bin/env python
#cording:UTF-8c = 1024
print("c == 1024 =", c == 1024)
print("type(c == 1024) =", type(c == 1024))
とすることで、
console
c == 1024 = True
type(c == 1024) = <class 'bool'>
という出力が得られます。
c == 1024という比較の結果がbool型であることがわかります。
前書きが少し長かったので、今回はこの辺にしておきます。
boolを使ったいくつかの簡単なプログラムは次回にします。
では、また~。(*・ω・)ノ
カテゴリー:bool, オブジェクト, 基礎文法